エジプト1週間 女ひとり旅 2日目 ①

2日目

 

 

今日は1日ルクソール観光です。

 

宿泊しているネフェルティティホテルはブロガーさん達もおすすめしていて、

特筆すべきは屋上テラス。

 

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ルクソール神殿が見える!

そして右奥、ナイル川を挟んで向こう側には王家の谷。

 

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おしゃれやん・・・

欧米の方々がたくさんいらっしゃいました。

 

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目の前でオムレツ焼いてくれました。

「どこから来たの?」「名前は?」

とっても気軽なスタッフ。

正体のわからない食べ物はちょっとずつ・・・

 

 

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ふっふっふ。良い朝じゃないですか。

この旅のためにセルフィー買ったんですよ。

 

ふと隣のテーブルを見たら、昨晩のイトウさん。

今晩もし都合合えばまたお茶しようと誘われる。

18時に約束。連絡先は、知らない。

 

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あ、シーシャ。吸う機会あるかしら?

(めっちゃありました)

 

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配色が素敵なホテルですな。

 

さて、朝食を済ませて身支度。

昨日チャーターをお願いしたドライバーの人は来てるかなあ。

 

10時きっかりにフロントに行ってみたら、いましたいました。

 

が。

2人います。

昨日のドライバーと、アッシェムさん。

なんで?なんで2人で来た?

これ絶対2人分払わせるやつでしょ?

 

とりあえず面倒なのでタクシーに乗せてもらいます。

そしたら、まっすぐ向かってくれないんですよ。

たぶん彼らの私用をついでに済ませてる。

勝手だな~ 早くしてよ~

 

やっと車が走り出したので、Wi-Fiがなくても事前に地図をダウンロードしておけば現在地がわかるアプリ、MAPS.MEを起動。

変な方向に車が走っていないか、確認できます。

 

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よしよし、ちゃんと遺跡の方に向かってる。

 

まず最初に来たのはメムノンの巨像。

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無料で見られます。

それにしても大きすぎやしませんか・・・

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よく見ると修復作業しています。

 

メムノンという名前がついていますが、これはアメンホテプ3世葬祭殿の跡で

2体の巨像もアメンホテプ3世のものだそうです。

ナイル川の氾濫で崩れたり、他の王たちが建築資材として石を持ち去ってしまったりして、周りには何もありません。

朝日を浴びて軋むような音を発したことがあったそうです。

 

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像が入りきっとらんやんけ!

 

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巨像向かって左側にある歩道を何故か手を繋いで5分くらい歩きました。

ドライバーが後ろからついてきます。謎w

 

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次に来たのがラムセス2世葬祭殿(ラムセウム)です。

エジプトには神殿と葬祭殿がたくさんありますが、

神殿は神を祀るところで、

葬祭殿は王の葬儀をしたり、礼拝をしたりするところです。

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これはまた・・・規模がすごいです。

ナイルの氾濫で、当時の姿は残っていないそうですが、それでも十分すごいです。

ラムセス2世は90歳まで生きたファラオで、実に70年間その座についていたとのこと。

力を持っていたので、大きな建造物をたくさん残しました。

この旅で私が一番楽しみにしているアブシンベル神殿も彼によって作られました。

 

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レリーフが素晴らしい。

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wwwwwwwwwwwww

 

確かにこの人といると、その辺にいる物売りが寄ってこないので大変助かるのですが、全部一緒についてくるんです。

ひとり旅気分を全く味わっていません。

あとで請求されるんだろうなあ・・・

 

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次に来たのは王家の谷。

ここは全面的に撮影禁止なので1枚も写真がありません。

 

うん。ありません。

 

まあ、あるっちゃ、ある。

 

っていうのも、王家の谷って墓1つ1つに門番的なのがいて、

その人にチケットを見せて入るんだけど、

賄賂を渡すと写真を撮らせてくれるんです。

訳が分からん・・・

 

アッシェムさんが払って、写真をたくさん撮ってもらったんですが、

ほぼ私たちの顔しか写ってないんです。無意味。

なのに

あとでまとめてアッシェム殿に請求されます。

 

で、王家の谷なんですけど、エントランスに公開されていた

「公開中の墓」一覧

をせっかく写真撮って、入りたい墓を選んであったのに、

いざ行ってみたら閉まっているところばかり・・・なんで・・・

 

通常のチケット1枚で墓を3か所だけ回ることができます。

それに加え、ツタンカーメンとか、セティ1世とか、有名どころは別料金のチケットが用意されています。

私は通常チケットとツタンカーメンチケットだけ買いました。

 

3枚でどこ入ったっけな・・・

アメンホテプ2世の墓には入ったのですが・・・

それ以外は本当、開いているところにサッと入ったものだから・・・

ちゃんと確認しないともうわからないですね・・・

 

新王国時代のファラオは、盗掘を免れるため、

谷の岩に掘って墓を作りました。

それが王家の谷です。結局、見つかっている墓はほぼ盗掘されていますが。

 

そんな中、あまりにも地味すぎて盗掘に遭わなかった墓がありました。

それがツタンカーメンのです。

彼は若くしてファラオになり、そこまで活躍できなかったので墓が地味だったのです。

盗掘されなかったので、墓の中身はすべて無事。

そこにあの有名な黄金のマスクがあったわけですね。

 

実際に墓に入ってみましたが、本当、地味です。

他の墓と違って壁画とかないし・・・狭いです。

中に入って、しばらく進むと、いらっしゃいました。

ツタンカーメン様。

ミイラ姿で。

 

すごいですね、指の一本、欠かずにそのまま数千年の時を超えて本人に会えているなんて。

 

そういえば、噂によると、

彼の母、ネフェルティティが壁の向こう側に眠っている説があるんですね。

まだ見つかっていない女王の墓がツタンカーメンの墓の向こうにあるかもしれない・・・

なんとも心を鷲掴みにされる説。いったいどうなんでしょうね。

 

さあ、次はタクシーチャーター旅、最後の場所です。

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ハトシェプスト女王葬祭殿です。

これまた・・・すごい・・・

 

ハトシェプスト女王は、歴代で唯一の女性ファラオです。

何となく、他の葬祭殿とは違う雰囲気があります。

後のファラオ、トトメス3世に部分的な破壊を受けていますが、それでもこの素晴らしさ。

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王の立像がたくさん。

 

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きれいに残っています。

 

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こういう断崖に背を向けて建っています。

 

こうやって写真撮って回ってるのにさ、アッシェム殿が

「暑いしそろそろ行こう」

みたいなことをたまに言ってくるんです。

誰がついてきてって頼んだよ?

 

この時期、エジプトとは言え、結構肌寒いことが多いんです。

でも確かにこの日は暑かった。

 

さて、見たいもの見られたし帰ろ帰ろ!!!

 

と、思ったのですが

 

この日はまだここから色々あったのです。

 

エジプト1週間 女ひとり旅 1日目

1日目

 

 

 

さっそく、羽田空港から飛行機に乗るところから始めていきますね。

 

田町で友人や後輩と飲みまくってから向かったので、フラフラです。

その後機内でちょっと苦しみました。

いや吐いてはないけども。

 

今回利用したのはカタール航空です。

とても評判が良いらしく、楽しみにして行きました。

 

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やだ・・・なんかめちゃ混んでるぅ・・・

 

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昨年夏にアメリカへ行った時にロストバゲージに遭ったため、

酔っ払いながらも何か対策を、と思ったのでしょう。

大学の名前が入ったタオルをとりあえず結ぶ。以上。

カギとか何もかかっていません。

よいこはマネしないでね。

 

時間まで、家族や友人にとにかくLINE。

行ってきます。

 

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搭乗が確か23時過ぎだったと思うのですが、いきなりお食事出てきました。

私さっきまで飲み食いしてたんですけどw

 

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エコノミークラスにしか乗ったことないんですけれど、

私は機内食好きですよ。

 

もしかしたら他の航空会社の座席よりスペースにゆとりがあるかもしれません。

前の座席の下のほうにぐいぐいっと足を伸ばせました。

酔っぱらっていたので通路側の席だったのはありがたかったです・・・

お隣の男性はこれからオマーンに行かれるそうで。

いいなあ、オマーンってどういう国なんだろう。

 

 

 まだ日本で公開されていない(3月10日公開)

「モアナと伝説の海」を見ていたら、

 

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 はい、着きました。

カタール ハマド国際空港です。

 

往路はそんなに時間がありませんでしたが、

復路で9時間滞在することになる場所です。

 

降り立った瞬間、日本や欧米とは違う見た目・服装の人たちがたくさん目に入り、

遠くに来た感がすごかったですね・・・

それとともに、少しの不安。

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飲み会中に友人が私に持たせてくれた名古屋土産が心の支え。

 

3時間ほど時間を潰し、カイロ行の飛行機に搭乗します。

 

ここで・・・

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カイロ出身でドバイに暮らしているというジダンさんに出会います。

※このブログ、いろんな人が出てきます。

 

英語が苦手な私も3時間くらいなんとか彼とおしゃべりをしました。

 

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機内食をあーんして食べさせてくれました。

でも卵と芋が嫌いなのか、ほとんど食わされました。

新手の食ハラ・・・?

 

あと手を繋いだり、

「俺の肩で寝ていいよ!!」

って言ってきたりして、かなりオープンな人でしたね・・・

 

 しかし

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この人、荷物運んでくれるだけでなく、

両替からビザの取得、そして国内線の乗り換えなど

何から何まで手伝ってくれました。

 

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こういう、ターミナル間を走っている列車に乗らないといけなかったのですが、

1人だったらこのミッションを乗り越えられたのだろうか。

 

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右の人はジダンさんの家族で、迎えに来たんだそうで。

自分達の車からかなり離れてしまったに違いないのに、私のターミナルまで送ってくれました。

「いいか、ぼったくりには気を付けろよ」と最後まで忠告をしてくれました。

 

ありがとうジダンさん。本当にありがとう。

しかし私はこの旅で数々のぼったくりに遭うのでした。

 

さて、今度はルクソール行の飛行機に乗り換えます。

 

Eチケットしかないのでフラフラしていたら、

何やら笑顔で「大丈夫?」と声をかけてくれるおっちゃんが来ました。

 

ルクソールに行きたい」と言うと、

「俺が聞いてあげるよ」とカウンターに連れて行ってくれ、

チケットを手に入れた後、手荷物検査の場所まで送ってくれました。

 

エジプトの人はなんて良い人達なの?本当にありがとう・・・

 

と、思ったら、はい、きました。

「バクシーシくれ」

 

バクシーシは要するにチップの様なものですが、

異なった性格を持ちます。

 

チップは、サービスを享受したことへの対価であるのに対し、

バクシーシは、金持ちがそうでない人に施し物をするという喜捨の考え方に基づいています。

お金で人間関係が築かれるってこと・・・?と(特に日本人は)少し戸惑いますが、
イスラームでは神もこれを積極的に認めているとのことです。

 

エジプトに来たばかりで細かいお金が全くなく、

仕方なしにたまたま持っていたドルをあげたのですが、完全にあげすぎました。

 

くそう・・・無償の助けをしてくれたジダンさんで油断してしまった・・・

 

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人っ子一人いない・・・

時間もあるしどうしよう・・・

 

よし、細かいお金欲しいし、

どうせ物価安いし、ステラビール飲もう!

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と思ったら、これで1000円もした。(135EPくらい)

 

はあぁーーーーー?

空港価格ってやつ?!?!

 

お金にそこまで余裕のない私はビールを一気に飲み干し、

飛行機でふて寝しました。

 

はい、1時間半くらいでルクソール空港です。

この時点で18時前なので日が暮れ始めていました。

焦るこぐれ。

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ルクソール空港正面です。

撮影している私の後方にタクシーがたくさんいます。

 

ちなみに、当時のレートは

1EP=7円

といったところです。

 

ブロガーさん達によると半年くらい前まで13円くらいあったようなのでかなりお得を感じました。

 

「ネフェルティティってホテルに行きたいんだけど!」

と言うと一斉にドライバーに囲まれてビビりました。

500円くらいで連れて行ってくれたかな・・・

ちなみに宿泊するホテルはあらかじめ出国前にbooking.comというサイトで見ていました。

旅ブロガーさんも大勢使われているようですし、私の仲の良い、よく海外旅行をしている友人もいつもbooking.comを使用していました。

 

明日はタクシーをチャーターして遺跡を回ろうと思っていたのでドライバーに

「明日何してる?タクシーチャーターで遺跡を回りたいと思ってるんだけど」

と言うと何やら友達に(仕事仲間?)に電話をかけ、携帯電話を渡してきました。

相手はアッシェムと名乗る男性で、200EPで遺跡を回ること、朝10時にホテルへ迎えに行くことを約束してくれました。

大丈夫かなw

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そんなこんなでやっとホテルに・・・

やっとWi-Fiにありついた・・・

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便器とシャワーちかwwww

 

既に疲れてるけど、このホテル、

ルクソール神殿の真ん前にあるので

ちょっと行ってくるかな

と思って部屋のドアを開けたら、おじいさんが携帯片手にうろうろしているではありませんか。

 

怪訝そうな顔をしていたら、どうやらWi-Fiの強い場所を探しているんだそうで、

よくよく聞いてみたら、おじいさん日本人じゃありませんか!

 

「久しぶりに日本語を話したよ!!」と言って、コーヒーをご馳走してくださりました。

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逆光w

イトウさん。おひとりで1か月ほどかけて回るんだそうです。

「退職後がこんなに楽しいと思っていなかった!」と楽しそうでした。

 

移動だけでへとへとになったので

「もしかして、年を取ったら遠方への旅行は厳しいかもしれない」

なんて24歳にして不安になっていたところに、こんな出会い。

もし自分にも退職をする日が来たら、イトウさんみたいになりたい。

 

また朝食の時に会いましょう!と解散。

 

私はルクソール神殿に行くのをやめて、

ローカルフードのコシャリを求めてスーク(市場)を歩きました。

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客引きがうるさいのなんのwww

 

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これがコシャリです。10EPくらい。

パスタ・米・豆・フライドオニオン等にトマトソースをかけたものです。

とても美味しいのですが、混ぜると絵面が完全に残飯なのです。

 

ほぼ移動しかしてないのに早くも疲れがw

明日は1日ルクソール観光です!!

 

エジプト1週間 女ひとり旅

そうだ、卒業前にひとり旅しようっと

 

こんにちは。こぐれです。大学6年生です。

大学院生ではありません。医学部生でもありません。

 

3月に卒業できそうだということで

(3月1日に卒業が決まりました。ありがとうございました。)

(7年生は避けたかった。)

ひとり卒業旅行をすることにしました。

社会人になったらどうなるかわからないし。行けるうちに、ね。

 

行先はエジプトに決めました。

何故エジプトか?

単純に世界遺産が見たかったのと、アフリカ大陸に上陸してみたかったからです。

ヨーロッパも捨てがたかったのですが、2年前に同期たちの卒業旅行について行ったことがあったので今回はいいかなと。

 

何故ひとりなのか?

エジプトの治安を心配する人が多かったのと、

それにほら、仲間たちは2年前にとっくに大学を卒業してるからさ。

一緒に行く人はいませんでした。はい。

 

日程は2017年2月18日~2月26日。約7日間です。

遠方に出掛けるには少々短いようですが、結果的に私にはちょうど良かったです。

 

行程はこうです。

 

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見づら。

赤線・・・飛行機

緑線・・・列車

青線・・・バス

 

1日目 日本→カタール(トランジット)→カイロ→ルクソール

2日目 ルクソール観光

3日目 ルクソール→アスワン→アブシンベル

4日目 アブシンベル観光→アスワン→カイロ

5日目 カイロ観光+ソフナ

6日目 ソフナ→カイロ空港→カタール

7日目 カタール→日本

 ※後述しますが、ソフナはおまけです。

 

そもそもブログを書こうと思った理由

 

ひとり旅、1年前にタイでやったことがあるのですが、

あの「ほほえみの国」と呼ばれている場所ですら、夜道を女ひとりで歩くのは怖かったです。

 

私は英語ができないし、その他の言語はまったくわかりません。

アラビア語なんて読めないし、数字すら判別できない。

そんな状態で、しかも女ひとり。

こんな私を助けてくれたのはひとり旅ブロガーさん達でした。

ガイドブックがボロボロになるくらい読み込むと同時に、彼らのブログを何度も何度も読みました。

彼らのおかげでイメージトレーニングができたのです。

 

たった1週間の旅でしたが、とても楽しく、素晴らしい経験ができたと思っているので是非皆さまにも行って頂きたいですし、

たくさん失敗(?)もありましたので、これがどなたかの助けになることを願っています。

 

さあ、まず1日目いってみましょう。